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勉強嫌いな孔明が小学生時代に熱中した2つの遊び。知恵を振り絞ることが勝利への近道だと、まだ幼なかった孔明もうっすらと気づき始めていた。

 

■勉強嫌いな小学校時代の孔明

2人兄弟の長男である孔明の、小学校の時の将来の夢は、父親のような立派なサラリーマンになることでした。

たまに気まぐれで、警察官になりたいとも思ったりした事もありましたが・・・。

両親からも、勉強を沢山しなさい。良い学校に通って、立派なサラリーマンになりなさいと教えられ続けていたましたので・・・。

けれども、不幸なことに学校の勉強は大の苦手でした。

何が苦手かといったら、座って鉛筆を持って勉強をすることが大の苦手だったのです。

何故か鉛筆を持って勉強をしようとすると、急に眠くなってしまうのです。

小学校の時は比較的活発な少年だったけれど、落ち着きの無い子でしたので、じっと座って何かをし続けることが大の苦手だったのです。

ですから、勉強をしなさいと両親から言われ続けても、それに応えることができませんでした。

勉強をしようとしても、どうしても机に座って勉強をし続けることができなかったのです。

そこで孔明が考え実行していたのは、

・寝っころがりながら勉強する方法。

・漫画の内容から勉強する方法。

しかし、実行していたと言っても所詮こんな方法では、学校の勉強ができるようになるわけがありません。

寝っころがって勉強をしていては、1時間後には確実に眠りについていますし。漫画から勉強してもテストに直ぐに出るわけでもありません。

結果、小学校の時、テストはいつも中途半端に70点台。勉強面では一切これといっすごいという結果は残せませんでした。両親からは何で100点取れないんだといつも怒られていた記憶があります。

勉強をやらないで何をやっていたのかというと、当時習っていたピアノと習字と水泳。サッカー。

けれども、どれも親からやらされていたものなので、特に好きだったというわけでもなく、ただ単に何も考えずに続けていたのです。。

しかし、そんなごくごく平凡な小学生だった孔明にも周りのクラスメートに決して負けないことがありました。

それは、ビックリマンシール(知ってます?)などの学校で流行っているものを一早く全種類集めること。

 

そして高性能のガスガン・エアーガンを周りのみんなが買えない場所から入手してくることでした。

 

■ビックリマンシールの集め方

孔明は、小学校の時周りで流行したものは必ず全種類集めて綺麗にファイリングをしていました。

ただその入手方法はどれも、普通にお店でお金にものをいわせて購入することではありません。

「わらしべ長者」のように、人との交換と交渉を繰り返しながら、全ての種類を集めていったのです。

その中でも当時孔明の周りで一番流行していたのが、ビックリマンシール。

このビックリマンシールは、一つ30円のビックリマンチョコを購入すると、おまけでついてくるシールなのですが、

「ヘッド」といわれるレアシール

「天使」といわれる、当たるとうれしいシール

「お守り」といわれる当たったらちょっとだけ今日は良いことがありそうだと感じるシール

そして当たるとブルーな気分に浸れる「悪魔」シール

この様にビックリマンシールには大きく4種類がありました。

巷ではあまりにもこのシールの流行が白熱してしまったがあまり、しまいには、子供達がこのビックリマンチョコをまとめ買いし、シールだけを入手し、お菓子は全て捨ててしまうという社会現象が起こったほどでした。

 

■シール収集の分野にて英雄を目指す

孔明は流行ものには目がない小学生だったので、ビックリマンシールの分野において、英雄になろうと必死でした。

孔明が他の友達とちょっと違ったのは、お金にものを言わせてビックリマンシールを集めるのではなく、「わらしべ長者」のように人との交換と交渉を繰り返しながら、誰よりも早く全てのシールを集めていったことでした。

いきなり方法から言ってしまいます。

孔明のビックリマンシールを全種収集した方法

・ビックリマンチョコに興味を持っていない人から、できるだけ多くただでもらう。

・ビックリマンチョコに興味をもっていない人から、価値の無いシールと価値のあるシールを交換する。

・たった一枚の価値のあるシールと、自分が欲しい価値レベルの低いシール沢山とを交換する。

この方法を繰り返していただけなのです。ただし、徹底して何回も繰り返していましたが。

 

■興味の無い人から手に入れる

当時の孔明は既に、この世の中の原理にを知っていました。

いくら流行しているものとはいえ、ブームに乗って、ただなんとなくビックリマンチョコを購入し、シールを何となく持っているだけの子が必ずいるということを。

ちょっと探しただけで、その人達にすぐに会えるということを。

そしてその人達からなら、簡単に自分の目当てのものを手に入れることができる可能性が高いことを。

ですから広く薄っぺらく、顔見知り程度の友達をとにかくまず増やし、孔明がビックリマンシールを本当は心の底から欲しがっているのを、悟られないようにしながら近づいていたのです。。

ビックリマンシールに興味を持っていないけれど、なんとなく持っているだけの人にあった時には、通常では考えられない程こちらにとって良い交換条件で、ビックリマンシールを入手していたのです。

時にはまったく交換条件もなしにただでもらえることもありました。

これを繰り返していたのです。

世の中不思議なものです。

好きで集めている人達からは、相当高くつく交換条件をこちら側がのまない限り手に入らないような、100に1枚の確率でしか存在しないようなレアシールも、あまり興味を持っていない人達からは、いとも簡単に何枚も入手することができてしまうのです。

レアシールでさえ、価値をあまり見出していない人達からは簡単に手に入れられることができてしまうのです。

数枚そんなレアシールが手に入れることができただけで、後はビックリマンシールを全部揃えることは簡単です。

レアシールを、心から欲しがっている、価値が分かっている人達を見つけて、こちらが有利な交換条件で交換してしまうのです。

つまり、たった1枚のレアシールと、自分が欲しいシール根こそぎ全部とを交換してしまうのです。

このような方法で、孔明は誰よりも早く当時大人気のビックリマンシールを、新しいシリーズが出る度に、周りの誰よりも早く全種揃えて、コレクションのカリスマとして君臨していたのです(笑)。

ちなみに1弾から14弾まで、全種集めましたが、いまだに「ヘッド」と言われるレアシールだけ全種ファイリングしたままの状態で持っています。

他にも当時流行したコレクションものを、今でも実家に沢山保管してあります。

 

■高性能トイガン

孔明が小学校3年生から6年生までの期間、周りでこれまた大流行していたのは、「BB弾」と言われる弾を発射できる、ガスガン・エアーガン(以後トイガン)でした。

近くのマンションや空き地。そして山の中でのチームに分かれての打ち合いは危険でしたけれど、小学生だった私達にとっては本当にエキサイティングな遊びだったのです。

この遊びの世界において重要なことは、いかに強い高性能なトイガンを持っている仲間を集められるかということでした。

そのため、この強い高性能のトイガンを持っている人は自然に、カリスマ的な位置づけとなり、仲間も簡単に集められるという世界観が当時あったのです。

強く高性能なトイガンを持つことは、けんかが強いと同じ位の称号を手に入れることができる世界観があったのです。

けれども、この強い高性能のトイガンというのは、イコール、より危険ということになりますので、近所のデパートや、おもちゃ屋では入手することはなかなかできません。

如何にこの誰もが欲しがる高性能トイガンを入手することが出来るか、その購入資金をためることができるかということがポイントになっていたのです。

仲間の中で英雄になるために、誰も持っていない強く高性能なトイガンを手に入れることに、孔明は当時必死になっていたのです。

当時どうしたら英雄になることが出来るかといった点に着目していたのは、ごく数名だけでした。ほとんどは、妥協して近所のおもちゃ屋などで購入していたので、強いトイガンを持っている人達の下僕になり続けることに自然と甘んじていたのです。

 

■トイガンで英雄になるべく

孔明はそんな下僕の状態にいながら楽しんで遊べるほど、人間ができていません。小学3年生でこのBB弾を使用するトイガンの世界に足を踏み込んですぐ、絶対に英雄になってやると心に決めたのです。

心に誓った孔明は、最初に本屋に行き、大人用のトイガンの本を徹底的に立ち読みしました。

そして、持っていったメモに広告欄に乗っているトイガン専門ショップの電話番号と住所を片っ端から、書き写していたのです。

新しい本が出版されているのを見つけた時には、必ず全ての広告欄に目を通していました。

そして、渋谷、新宿、横浜にあるトイガン専門店を中心に足を運んでいたのです。

勿論親には内緒なので、小学校3年生だった私一人だけでです。

けれどもここで問題が。孔明が選んだお店はどれも、こだわりの専門店。

店内には本物の(大人)の客ばかりが入り浸っている様な店です。

小学3年生の孔明がひょこひょこ行っても、トイガンを売ってくれないだけでなく、お店に入れさせてもくれません。

その店内には高性能のトイガンが沢山売っているのです。けれども折角お店に行っても、試し打ちをさせてもくれないどころか、入れさせてもくれないお店ばかりで、途方にくれていたのです。

そんなある日。一度は孔明を入れてもくれなかった渋谷のトイガンショップ(今はなくなってしまっていました・・・。)に再度行きました。

そして今度は、どうやったらお店に入って、トイガンを購入できるかを必死に考えました。

大人の人と一緒なら大丈夫だろうということは直ぐに考え付いたのですが、孔明の両親には内緒。

身の回りにも平日からわざわざトイガン専門店に一緒に言ってくれるような大人の知り合いもいませんでした。

そこからさらに考えたのが、そのお店に入ろうとしている大人、もしくは出てきた大人の客に相談して、中に一緒に入ってもらう事です。

その大人にお金を渡して孔明の代わりにトイガンを購入してもらうという事です。

 

■見知らぬ大人へのお願い

トイガン専門店に出入りする大人は、トイガンを心から好きな人ばかりです。

だって大人になっても平日にトイガン専門店に入り浸っているのですからね。

そこで孔明が実行したこと。

「あのね。ちょっとお願いがあるんですけれど。」と悲しそうな、かつ真剣な眼差しで話しかけ次の様な事を必死に説明したのです。

▽孔明が今地元で置かれている立場:

今孔明は、弱いトイガンしかもっておらず、強いトイガンを手に入れることができないと、対戦のときに仲間はずれにされたり、いじめられたりしてしまう事。


▽お店に来た理由:

子供は入れないということは重々承知。

けれども、強いトイガンはここでしか購入することができない。

このお店に入るだけでも夢だった。

もしこのお店で銃を購入できたら、本当に幸せになれるのだということ。

▽おじさんに話しかけた理由:

直感であなたなら孔明のことを理解してくれると感じた。

プロの大人の目で孔明が間違えたものを選ばないようにアドバイスして欲しかった。

 

一生懸命説明しました。

元々トイガンショップに出入りしている大人は、普通の大人よりも、トイガンに関してはとても理解があります。

幸運にも初めてのお願いの時点で、快くの孔明お願いを引き受けてくれたのです。

その後も店に入りたい時や、トイガンを購入する時は、同じ手を何度か使いました。ほとんどの場合快く協力してくれて、一緒にお店に入ってくれました。

更には、一緒にただ入ってくれただけでなく、入念にかつ得意げにトイガンに関して、性能等のアドバイスをしてくれたのです。

 

■トイガンで英雄になった孔明

こうして孔明は無事に、高性能のトイガンとその周辺パーツを手に入れて、周囲の仲間から一目おかれる存在になることに成功したのです。

そして、小学校3年生ながらも、小学校6年生からも恐れられる存在となることに成功したのです。

お金はどうしたかって?その点についてはあまり詳しく話したくないけれど、流行っていたビックリマンのレアシールで余っているものを友達に売りさばいたり、学校で必要なものを購入するときに、多めに親に金額を申告して、おつりをちょろまかしたり、家においてあるお金を勝手に持っていったり・・・。

まさしく手段を選ばず悪行の限りを尽くしていたのです。

けれども他人からかつあげをしたりする事は、一切やったことありません。

ましてや、小学3年生にかつあげなんてできるわけ無いですけど(笑)。

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